• からだにできものがみつかった
  • 最近、食欲が落ちて痩せてきた
  • 手術したのに、近くのリンパ節が腫れてきた
  • “がん”と診断されたけど、腫瘍の専門医の意見を聞いてみたい
  • “がん”と診断されたけど、治療の選択肢が知りたい
  • 治療法がないと言われたけど、本当に何もできないの?

このようなお悩みをお抱えではありませんか?
現在、犬の1/2、猫の1/3が悪性腫瘍に罹患するといわれています。ワンちゃん、ねこちゃんの体調が悪くなったとき、それは、腫瘍が原因かもしれません

がん、と聞いた時にみなさんはどんな治療のイメージがありますか?
手術、抗がん剤と聞くと、痛くて辛い治療、毛が抜けてしまう、強い吐き気、お金がかかる治療など、様々なイメージがあるのではないでしょうか。

例えば抗がん剤といっても、根治から腫瘍コントロール(進行を抑える)まで幅広い目的があります。最新の医療では抗がん剤治療も進化しており、ただ抗がん剤をやればいいわけではなく、QOL(生活の質)を保つための予防が必要と考えています。

がん治療をしなくても、緩和治療を取り入れることで最期の迎え方は大きく変わります。ものを言えない動物であっても、明らかに痛みを緩和することができ、痩せさせず、なるべく良い状態を(QOL:生活の質)を保ってご自宅で最期を迎えられることは、動物にとってもご家族にとっても負担を減らすことが可能です。

従来の獣医療でのがん治療だけではなく、人間の最先端治療を参考にし、取り入れています。獣医主導ではなく、ご家族にどうしていきたいかを考えていただき、一緒に方向性を決めながら治療を進めていきます。お気軽に専門家にご相談ください。

無理に治療法をすすめることはありません。どういった方法がその動物にとって最善であるかを診察でしっかりと見極め、どんな時でもご家族と一緒に、必要な治療と動物の幸せを考えていくのが、どうぶつ腫瘍センターの方針です。

獣医腫瘍科認定医
中野 優子 獣医師、博士(医学)
2001年 大阪府立大学 農学部獣医学科 卒業
2001年〜2006年 大阪市内の動物病院
2006年〜2020年 腫瘍専門の二次診療施設、日本小動物がんセンター(所沢)にて、犬、猫のがんの診断、ステージング、がん治療の原則と実際の病態を把握した治療プラン組み立て、薬物療法から緩和ケアまで幅広くがん治療に携わる
2019年 東京慈恵会医科大学大学院にて博士号(医学)を取得
2020年5月より林屋動物診療室どうぶつ腫瘍センター センター長就任